8月4日(土曜日)、親子で木工教室、絵本「どうぞのいす」のいすをつくろう、という講座をやりました。子どもたちのよく知っている絵本「どうぞのいす」でうさぎさんが作ったいすをほんとに作ってみよう、という講座です。

   

まずは、講師の木育フォーラムの方から木についてのお話を伺いました。クイズ形式でいろんなことを教えていただきました。

木を切るのは悪いことだろうか?という導入から、日本の国土の70%が森林で世界で2番目に森林の多い国だということ。で、一番はどこか知ってます?教えてもらった。こたえは、一番最後に書いときます。それから、日本の森林は減っていないこと、なのに輸入材が多く使われていることなど、日本の森林状況について楽しく学習できました。つぎは、

 

小さな積み木のような材の見本8種類の名前を当てるクイズ。最初はヒノキ。ヒントは匂いを嗅いでみよう。ほぼ全員正解。それからスギ。日本の森林で一番多く、材で一番たくさん使われているのもスギだそうです。一番高価なのもスギ、一番安いのもスギ。へえ~。それからキリ、ヒントは重さを比べてみよう。一番軽いのがキリ。キリはタンスになりますがなぜ、昔の人はキリの箪笥に着物をしまったか。ヒントは着物は財産だったこと。わかる?これの答えも最後に。あと、野球のバットに使われるタモやアフリカ産の材であるレッドなんとか(忘れちゃった)も教えてもらいました。

それから、絵本「どうぞのいす」をよんで、そのせかいにはいってきます。

図書館で大型絵本を借りてきました。読んでいるのは館長です。実は、絵本好き。

いよいよ、いす作りに進みます。

材料はすでにカットされています。それを接着剤とくぎを使っていすに組み立てて行きます。

慎重に印をつけて

初めてのくぎ打ちに挑戦。

 

お父さんの腕の見せ所?

こちらは作業を分担。錐の使い方もどうにいってきました。

女性の大工さんも増えて来てるんですよね。かっこいいぞ女の子。

完成です。

 

なんだかんだ、1時間近くの作業でうさぎさんのいすが完成です。背もたれのところは四角くカットされてたんですけど、うさぎさんの耳にしたい、という希望で急遽のこぎりが登場。1組がやり始めるとみんなやりだして全員完成しました。この角度では見えないけど、ちゃんとうさぎさんの尻尾もついてます。みんな、すごい!一家族に一脚ずついすを持って帰ってもらいました。さあ、みんな、そのいすに何をのせる?やっぱり、どんぐり?

ところで、クイズの答え。森林面積の一番大きな国はフィンランドなんですって。何と国土の90パーセント。それから、キリの箪笥に着物をしまうのはキリの箪笥が燃えにくいからだそうです。キリの材には空気がたくさん含まれていて熱を遮断する効果があるそうです。へえ、知らなかったなあ。